米景気復調 住宅が支え 1~3月2.5%成長に回復
米景気復調 住宅が支え
<日経新聞4月27日朝刊>

米景気が住宅市場の復調を支えに回復している。
2013年1~3月期の米実質国内総生産(GDP)は前期比年率で2.5%増とほぼ潜在成長率並の軌道に復帰。

好調な住宅投資がGDPの7割を占める個人消費に波及する流れがさらに強まった。
3月の住宅着工件数(年間換算)は前月比7.0%増の103万件。100万件の大台を越えたのは08年6月以来だ。住宅関連の生産額はGDPの20%近くに上るとの見方もある。

背景にあるのは連邦準備理事会(FRB)の量的緩和による金利低下だ。
ここへ来て住宅ローン金利(15年固定型)は約2.6%と過去最低水準を更新。ローンの借り換えが進み、住宅購入の意欲を刺激している。

3月下旬、カリフォルニア州サクラメント市郊外。住宅建設大手KBホームの販売事務所は、休日にもかかわらずか係員は電話会議の真っ最中だった。「初購入の若年世代から年配者の住み替えまで幅広い需要が出ている。」別の住宅建設現場で販売にあたる担当者も「投機目的の買い手が新築市場に進出している」と驚く。

住宅が活気づくテキサスなど南部州では集合住宅建築で雇用創出効果もあり、労働市場や賃金への波及効果も大きい。

もっとも住宅だけで回復を支えるのは限界があるとの声も多い。
3月に発動された連邦歳出の強制削減で政府職員の一時帰休が本格化するなど打撃が表面化する懸念が強い。

国際通貨基金は13年のユーロ圏の成長率を0.3%のマイナスに下方修正。ユーロ債務危機の再燃が現実味を帯びれば米が横風にあおられる懸念は残る。

中国などの有力新興国の景気変調の影も色濃い。外需依存度の高い米欧企業の業績低迷の懸念が強まっている。
ただ全米企業エコノミスト協会の最新調査では夏場にかけ景況が悪化しても一時的にとどまるとの予想は多い。13年を通じ2%超の成長を保てるとの見方が大勢だ。
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by coldplay777 | 2013-04-28 11:16 | 金融市場情勢

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