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【3034】クオール 平成25年3月期 第3四半期決算短信
http://navigator.eir-parts.net/EIRNavi/DocumentNavigator/ENavigatorBody.aspx?cat=tdnet&sid=1032077&code=3034&ln=ja&disp=simple

昨日のTOPIXリバランスによる出来高上昇はすごかったですね。

43万株くらいですか?30日にTOPIXによる買いはあるのはわかってたんで、このタイミングで指値売りしかけてたんですが、見事に刺さりました。思っていたより高値もあったみたいで、安値付近で刺さってしまって残念ではありましたが、いい利益確定場面となりました。

それでは決算の確認です。


クオール 25年3月期第3四半期
売上高 55,134(前期比12.9%)
経常利益 1,736(前期比△25.7%)
四半期純利益 640(前期比△41.4%)

えらく四半期純利益が減少しているのが見て取れますが、大きく減損でもしているんでしょうか。

それはさておき、決算補足資料を見ると売上高の増加の割に、売上総利益が全然増加していないこと。
また、販売費及び一般管理費が著しく伸びている(前期比20%増!)ことが、いつ再下方修正してもおかしくない決算短信になった理由でしょう。

販売費及び一般管理費の増加要因としては、

①出店計画未達による人員のだぶつき(適正化が図れていない)
②㈱福聚、㈱イムノファーマシー大阪、テイオーファーマシー㈱の店舗名称を「クオール薬局」に統一
③クオールブランドの確立と強化のためブランディング費用

などが理由として挙げられますが、大部分は①が原因でしょう。


今期は業績が悪いことを前提として来期のことを考えたいと思います。今期200名程度の薬剤師採用でも余しているのに、来期は300名の薬剤師を適正配置できるほどの出店ができるかということです。

薬局の規模にもよりますが、平均して薬局の適正人員を4名と考えると、今期はざっと純増で50店舗出店しなくてはならなかった。それすら未達の状況であるのに、来期はM&Aを除いて75店舗も出店しなくてはならない。最大手のアインファーマシーでも70店舗前後ですから、約半分の企業規模であるクオールはかなり無理をしなくては。来期も売上はともかく、経常利益的には踊り場ということになりかねませんが、将来的な成長を考えるとまだまだ伸びしろはあります。

株式相場が活況じゃなくなったころに、下値で再度買い戻していきたいと思います。
by coldplay777 | 2013-01-31 22:16 | クオール

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by coldplay777