日本調剤、後発薬生産を急拡大 3年間で100億円投資
日本経済新聞 5月18日
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C889DE6E3E7E6E1E6E0E2E3EAE2E7E0E2E3E08698E3E2E2E2


 調剤薬局大手の日本調剤は後発薬の製造事業を強化する。今後3年間で100億円程度を投じ、生産能力を現在の約8倍の年間100億錠に引き上げる。生産体制の拡充と合わせ、自社の店舗向けだけでなく、他の調剤薬局への販売を拡大する。医療費削減を目指す政府が単価の安い後発薬の普及を後押しするなか、今後の市場拡大をにらんだ積極投資に踏み切る。
 日本調剤は子会社の日本ジェネリック(東京・千代田)を通じ、2007~08年に茨城県つくば市内にあった米ファイザーと英グラクソ・スミスクラインの研究施設を相次いで買収。ファイザーから取得した建物の一部を工場に変更し、後発薬製造に参入した。鎮痛剤や解熱剤を製造している既存工場を13年3月までに拡張し、生産ラインを増設。3年後の稼働を目指し、グラクソから取得した建物も工場に改築する。
 一連の投資で実現する年間100億錠の生産能力は沢井製薬など国内専業大手の現在計画している数年後の生産能力に匹敵する。製薬工場の新設は自治体などの生産設備や製造品目に関する検査・承認が必要になるため、ほかの産業よりも時間がかかる。着工から最短で3年程度を要するため、日本調剤は将来の需要拡大を見越した大型投資で生産能力を引き上げる。
 生産体制の増強とともに、主力の調剤薬局の新規出店も加速する。13年3月期は新規出店で150店を上積みし、13年3月末の店舗数を550店超にする。同社で製造する後発薬は自前の店舗網のほか、取引のある医薬品卸を通じ、他の調剤薬局チェーンへの販売も拡大する方針。製薬事業の売上高を12年3月期の81億円から将来は1000億円規模に育てる。
 巨額の医療費を削減するため、単価が安い後発薬を扱う調剤薬局を対象に厚生労働省は報酬改定のたびに追加の診療報酬を支払う仕組みなどを導入。4月からは後発薬の調剤比率が低い薬局の加算報酬を減額する制度も始めた。
 民間の調査によると、11年の国内市場は10年比10・6%増の4868億円(メーカー出荷額)となり、14年には5865億円に拡大する見通しだ。
 ただ、新薬よりも単価が安い後発薬については現状でも、医薬品卸には取り扱いを敬遠する傾向が根強い。このため、日本調剤は調剤薬局チェーンで唯一、傘下に製薬事業を持つ強みを生かし、後発薬事業の成長を目指す。

>他の調剤薬局チェーンへの販売も拡大する方針

大手チェーンに売るのは厳しいんでないかい?
敵に塩を売るとは思えんのだが。考えられるのは中小への販売かな。
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by coldplay777 | 2012-05-21 21:56 | 薬局セクター

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