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神戸物産 Research Memo(2)
神戸物産<3038>は、食品スーパーの「業務スーパー」を全国に展開するだけでなく、食材となる農畜産物の生産や製造加工などもグループで手掛ける国内トップの六次産業企業である。事業セグメントとしては、主力の業務スーパー事業のほか、神戸クック事業、クックイノベンチャー事業、エコ再生エネルギー事業と4つの事業セグメントで開示している。

○業務スーパー事業
業務スーパー事業は、連結売上高、営業利益の8割強を占める同社の主力事業となる。同社は「業務スーパー」のFC本部として商品の企画、開発及び調達等を行っている。また、「業務スーパー」で販売するプライベートブランド(以下、PB)商品の一部を国内外の子会社で製造している。2008年以降、M&Aにより食品工場を積極的にグループ化しており、現在、国内における100%出資の食品工場保有数としては21拠点と、食品小売業界の中でトップとなっている。

「業務スーパー」は業務用をメインとした商品開発、販売からスタートし、中間流通マージンを除いた直仕入や店舗運営の効率化を徹底したローコストオペレーションにより、「品質の良い商品をベストプライス」で提供することで顧客からの支持を集め、2000年の開業以降、急成長を遂げてきた。2015年10月末の店舗数は713店舗で、キャッシュ&キャリー型の店舗数としては国内シェア約69%とトップの地位を確立している。直営店舗は2店舗のみで、FC展開によって店舗数の拡大を進めている。主なFC企業としてはG-7ホールディングス<7508>の子会社である(株)G-7スーパーマートのほか、オーシャンシステム<3096>などがある。

FC本部としてのロイヤリティー収入はFC加盟店への商品出荷高の1%としており、FC展開する企業の中では低い料率となっている。これは同社の経営方針として、すべての取引会社の収益を拡大していくことが、自社の成長につながるという考えによるもので、ロイヤリティー収入で稼ぐのではなく、食品の製造と卸売事業で収益を拡大していくことを基本戦略として掲げているためだ。

取扱商品総数はPB商品、ナショナルブランド商品合わせて約4,000点に上る。PB商品に関しては、国内外のグループ会社20社、23工場(うち中国2工場)に加えて、海外の約350の協力工場から調達している。自社グループ内での調達比率は売上全体の約10%、残り約90%がメーカーからの仕入れとなっている。また、輸入比率は約20%で、そのうち約半分を中国、残り半分を欧米、アセアン地域から直輸入しており、輸入先数は約50ヶ国に上る。特に、ここ数年は、欧州やアセアンなど中国以外の国からの輸入を強化している。商品としては各国の代表商品となるようなもので、イタリアならパスタやオリーブオイル、ベルギーではチョコレートやワッフルといったように、消費者にとって魅力のある商材を発掘しているほか、ハラール商品などの調達にも注力している。なお、生鮮食料品については自社で仕入れ調達せず、各FC店舗の裁量に任せている。

また、同社は子会社展開により、農畜産物の生産といった第一次産業から手掛けていることも大きな特徴となっている。国内では北海道で主にジャガイモや大豆の生産と、約700頭の牛の肥育を約1,570ヘクタールの広大な敷地で運営している。また、岡山県では「吉備高原どり」を養鶏し、その日のうちに処理された鶏を24時間以内に新鮮なまま「業務スーパー」(岡山、広島、関西の一部エリアのみ)に納品しているほか、2015年4月からは群馬県でも「上州高原どり」の養鶏を開始し、関東の一部店舗へ納品が始まっている。

水産業に関しては宮城県で地域産業復興支援の一環として、漁業や水産加工業を行っている。また、海外でもエジプトで約2,900ヘクタールの土地を保有し、砂漠の農地化に取り組んでおり、2014年春には約1,100トンの小麦の収穫に成功、エジプト政府への売却や、地元への寄付を行った。2015年以降も収量を増加させている。

為替変動の影響に関して、同社は仕入れ決済の大半をドル建てで行っているため(残りはユーロ、円建て)円安はコスト高となる。このため、一部為替予約によるヘッジを行っており、ヘッジ部分に関しては営業外収支に反映されることになる。一方、為替変動に伴うFC加盟店への卸価格の変更はタイムラグが生じるため、急激に為替が変動した場合などは、収益に与える影響も一時的に大きくなる可能性がある。

○神戸クック事業
神戸クック事業は、「業務スーパー」で構築された原材料の仕入れ調達から商品販売に至るまでのローコスト運営のノウハウを活かした中食、外食事業となる。現在は主に「神戸クックワールドビュッフェ」(2015年10月末、15店舗)、出来立ての惣菜を提供するデリと食品物販を融合した「Green’s K」(同10店舗)、ビュッフェとセルフクックを融合したレストラン「Green’s K 鉄板ビュッフェ」(同5店舗)などで構成されている。2014年には「ビュッフェ&しゃぶしゃぶ神戸」を和歌山県に開店したほか、同年10月には米国・ニューヨークに「SHABU SHABU KOBE」1号店を開店した。

○クックイノベンチャー事業
2013年4月にグループ会社化したジー・コミュニケーショングループの事業となる。2015年10月期の売上構成比では約15%、営業利益では約16%を占めており、「業務スーパー」事業に次ぐ比率を占めている。ジー・コミュニケーション傘下のジー・テイストが株式上場しており、居酒屋や回転ずしなどの外食事業約800店舗、学習塾「ITTO個別指導学院」(自分未来きょういく(株))や英会話スクール「NOVA」((株)NOVA)を中心とした教育事業で約100校舎の運営を行っている。

○エコ再生エネルギー事業
2012年より新規参入したエコ再生エネルギー事業では、主に太陽光発電事業を推進しているほか、地熱発電やバイオマス発電の事業化を進めている。また、地熱エネルギーを活用した温浴施設や温水ハウスなど観光事業を今後展開していく予定となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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by coldplay777 | 2016-03-31 22:10 | 神戸物産
神戸物産 (3038)5月既存店売上高は105.3%
平成 27 年 5 月度における月次業績につきましては、個別売上高は前年同月比 105.4%の 170 億 6 百万円、売上総利益は同 107.9%の 10 億 50 百万円、営業利益は同 120.0%の 6 億 6 百万円、経常利益は同 192.1%の 9億 94 百万円となりました。
また、既存店売上高は同 105.3%、全店売上高は同 108.6%で推移いたしました。
「業務スーパー」の店舗数につきましては、平成 27 年 5 月の出店数が下記のとおり直轄エリアで 1 店舗、地方エリアで 1 店舗あり、総店舗数は全国で 695 店舗になりました。


業務スーパーの既存店売上も順調そのもの。
G-7の今期の業績に死角は今のところ見当たりませんね。
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by coldplay777 | 2015-06-23 20:31 | 神戸物産
神戸物産(3038) 2Q 営業利益 45.3%減 
平成25年10月期 第2四半決算短信
http://www.kobebussan.co.jp/upload/ir/IRNews/318/318_130614_001.pdf

平成 25 年 10 月期第 2 四半期累計期間の業績につきまして、売上高においては、北海道エリアでの初出店など「業務スーパー」店舗の増加は順調に推移し前年比増収で推移しました。しかし、既存店舗の売上が対前年比を若干下回って推移したことから業績予想を下回る結果となりました。
利益面につきましては、急速な円安進行などによる輸入仕入価格の高騰に対して、商品価格への転嫁を多くは
進めていなかった為、売上総利益の予想通りの数値確保ができず、営業利益について予想を下回る結果となりました。


売上に関してはクックイノベンチャーグループ 10 社を連結にということもあり、通期予想を達成できるかもしれませんが、利益面では期待薄でしょうね。ソーラー関係も計画通り進むかわからない状態ですし、下方修正後に買いなおそうかと思います。

しかし、四季報予想は、来期も快進撃の予想ですね。
今期も強気のまま。ちゃんと月次売上見てます?みたいなことは東洋経済に突っ込みたいですね。
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by coldplay777 | 2013-06-16 23:05 | 神戸物産
神戸物産 (3038) メガソーラーに暗雲 月次IRニュースなど雑感
メガソーラーに暗雲 売電申請の7割、門前払いも
2013年5月26日(日)07:57
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20130526067.html

(産経新聞)
 ■電力会社「容量オーバー」/事業者「商売敵の排除だ」

 太陽光など再生可能エネルギーで作った電力を電力会社が固定価格で買い取る制度がスタートして約11カ月。異業種の参入が相次いだ大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業が曲がり角を迎えている。建設計画が集中する北海道では、ソフトバンクなど事業者による売電申請の7割以上が門前払いされる可能性が出てきた。北海道電力の送電網に接続できる容量に限界があるためだが、高めの買い取り価格の設定で売電申請の殺到を招いた制度上の問題を指摘する声もある。

 ソフトバンクは北海道安平町と八雲町の計3カ所で計画するメガソーラーの建設について、中止も含む見直しを決めた。合計18万キロワット以上の発電を予定していたが「北海道電から『(送電網に)接続できないものが出る』と通告された」(ソフトバンク関係者)という。苫小牧市と釧路市の計3カ所で計4万4千キロワットのメガソーラーを計画する神戸物産も「計画を断念する可能性がある」と困惑を隠せない。


2013年5月21日月次IRニュース
http://www.kobebussan.co.jp/upload/ir/IRNews/317/317_130521_001.pdf

平成 25 年 4 月度における月次業績は、既存店売上高が前年同月比 95.6%、全店売上高は同 99.7%で推移致しました。当月の個別売上高は同 105.2%の 146 億 75 百万円、営業利益は同 34.1%となりました。
北海道で「業務スーパー」の新規出店を実現し、当月の新規出店は 6 店舗となりました。これにより、総店舗数は全国で 637 店舗になりました。


業務スーパーの出店を重ねてはいるものの、売上の伸びが悪いですね。
特に営業利益が同 34.1%と壊滅的な数字です。
しかも、期待していたメガソーラーについては今後見込んでいた利益がなくなる可能性も...。

かなりの確率で下方修正の可能性が高まってきました。
早めに、下方修正を出してくれれば、あく抜けで買い直ししやすいのですが。
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by coldplay777 | 2013-05-28 06:32 | 神戸物産
神戸物産 (3038) ~割安で放置されている理由を考える~
四季報を覗いていて気になった銘柄の一つが神戸物産でしたが、なぜに割安で放置されているのか。以下まとめてです。

小売・販売関連の上場企業 - 業界地図
https://kmonos.jp/industry/9180100110.html

上記のサイトからだいたい似たような売上高、地方スーパーの状況を引っ張りだすと、

マックスバリュ東海 (8198)14.99倍
サンエー (2659)12.46倍
カスミ (8196)11.38倍
ヤオコー (8279)12.47倍
イオン九州 (2653)25.2倍
アークス (9948)14.13倍
バロー (9956)12.77倍
平和堂 (8276)14.68倍
ライフコーポレーション (8194)24.22倍

こんな感じのPERになります。
まぁ、PERなんていうものは経営者のさじ加減ひとつでどうにもなりますので、あまりあてにはなりませんけど、日本では偉大な指標ですので。

我らの神戸物産 (3038)は
13/10期(連)
予想PER6.95倍


とダントツにお安い。
(会社予想EPS369.1と違い、東洋経済社の予想EPS328.4で計算されてます)

安い理由として、
①人気のない卸売業にカテゴライズされている
⇒住友商事、三井物産と同じPER6倍~7倍。
②株主優待がない。
③大証銘柄で機関投資家が買いにくい。
④信用の規制で個人投資家が買いにくい。
⑤どうも月次を見ている限り下方修正しそう。

以上の5点が挙げられるのではでないかと。

①②については会社による改善を期待。

③④については2013年7月16日より現物市場を大証から東証へ統合することにより、機関投資家の買い、規制解除で流動性も改善される。
4/22につけた95,700株の売買高が恒常的になるよう期待。


⑤についてですが、月次のIRを見ても営業利益がどうも出ていないように見えますが、あの3兄弟への投資を忘れてはいけません。

そう、
Gテイスト(2694) 、
さかい(7622)、
Gネットワークス(7474)の3兄弟です。


5%ルール報告では、
Gネットワークス(7474)10,344,825株 30.49%
さかい(7622) 11,015,910株 31.82%
Gテイスト(2694) 35,431,413株 32.61%

と神戸物産が3割以上握っており、各社のHPには神戸物産が推進する第6次産業についてもさっそく記載があります(大株主として33.4%あればいうことなしなんですが)。

この3つを合わせると270億程度の売り上げがあり、食品調達の相乗効果はもちろんのこと、神戸物産も食品を売りつけるというシナジー効果が出てくれば第三四半期あたりから期待できそう。

また、Gテイストなんかは株価が正常化すれば含み益が出るんではないかと妄想が膨らんでいます。

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by coldplay777 | 2013-04-30 22:00 | 神戸物産
【3038】神戸物産をポートフォリオに追加
今の主要銘柄のアゲアゲ相場には、ついていけない人も少なくないと思います。自分もその一人ですが。利益は10%程度でいいので、とにかく固く資産を増やしていきたいということもあり、最近は「TOPIXリバランス買いが入りそう」をテーマに銘柄探しをしています。

そこでピンときたのが、大証単独銘柄ということもあり、また、下方修正の可能性もあるからほとんど上昇していない神戸物産で、これを徐々に買い増しています。下方修正の可能性があるというのは、1Q 営業利益が27.0%減と期待予想とは裏腹に順調でないということです(ただし、経常利益はそれなりに順調)。

大証2部から1部に最近昇格しており、他の大証単独1部銘柄に比べて先回りの買いも入っていないと思います。東京証券取引所グループと大阪証券取引所は経営統合されてますが、7月をメドに現物市場を東京証券取引所に統合する予定となっています。上場基準に大きな差がないため、現時点では現在の大証1部銘柄がそのまま東証1部に採用され、TOPIXにも採用される可能性が高く、採用されればファンドからの買いインパクトが期待できるというのが直近でいうと大きなところです。



四季報では、13.10月期予想を
売上170,600
経常利益5,030
純利益2,890
1株益(円)369.1

としていますが、売上はともかく、特損もあるかもしれませんので、1株益は320円くらいを見込んでおいたほうが無難かと思っています。そして、連14.10月期が1株益370円くらいではないかと。

会社としての勢いは非常に強く08.10月期の売上107,146に比べて大幅に伸びていますし、なんといっても業務スーパーが圧倒的な安さを誇っており、全国に出店の余地がまだまだあるので、長期で持っていても面白い銘柄かと思います。

また、2月15日に「おむらいす亭」等の株式会社ジー・ネットワークス、「焼肉屋さかい」等の株式会社さかい、「平禄寿司」等の株式会社ジー・テイストの3社の親会社である株式会社ジー・コミュニケーショングループのスポンサーとして出資するなど、神戸物産はジーコミグループの外食事業に食材提供を行うことで、売上高、利益を上げようと積極的なグループ外への拡販にも動いており、今後楽しみな銘柄でもあります。


以下ネットで拾ったレポートです。
平成25 年2 月現在625店舗。、同社は今後に向けて年間50 店舗の新規開業を中長期的に継続していくことを計画している。また、同社は内外での農場や食品加工設備の自社運営を通した利益率の高い自社生産商品(売上総利益率20%前後)の拡充を図っており、これが同社に売上総利益率(2012 年10 月期第1 四半期実績7.2%)の継続的な向上をもたらす見通しである。

現在、同社が取り扱っている商品は、NB商品75%(売上高ベース)、PB商品25%から構成されている。PB商品の内60%が自社生産商品で占められている一方、残る40%は内外の委託先からの調達商品や輸入商品である。「食」の製販一体が追求されている同社においては、大手スーパーやコンビニチェーンにはない差別化された自社生産商品の開発・生産が継続的に拡大してきており、自社生産商品による売上高構成比は中長期的にも向上していく見通しである。

中長期的な観点からみた場合でも、既存店売上高は少なくとも安定的な推移となる見通しである一方、『業務スーパー』の今後に向けての新店舗開業余地は大きい。日本の人口に鑑みた場合、総店舗数で1,500~1,700 店舗までの拡大が可能とのことである。また、より実質的に考えても1,000 店舗前後までの拡大が可能であると同社は推測している。

、2013 年10 月期から2015 年10 月期の売上高に関しては、『業務スーパー』の売上高の純増減のみが同社の売上高の純増減を決定するとの仮定を置いている。より具体的には、既存店の売上高は不変である一方、新店舗純増が前年比44 店舗で、毎月、安定的に推移すると仮定している。また、年間新店舗開業数50 店舗、年間退店数6 店舗、新規開業店舗の月次平均売上高25 百万円を想定している。

売上総利益率に関しては、同社が目標として挙げている10.0%を2015 年10 月期の想定値に適用している。売上総利益率20%前後の自社生産商品の売上高構成比がリニアに上昇してくことによって、同社の売上総利益率もリニアに向上していき、2015 年10 月期に目標が達成されると想定している。一方、販売管理費売上高比率は4.0%前後でほぼ安定的に推移すると想定している。
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by coldplay777 | 2013-04-15 07:18 | 神戸物産
  

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