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【2796】ファーマライズホールディングス レポート 通期予想は据え置き
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ジャスダック アップデートレポート
http://contents.xj-storage.jp/contents/27960/T/PDF-GENERAL/20121025927922.pdf

1Q の連結営業利益は22%減、既存店が苦戦
 13 年5 月期第1 四半期(12 年6~8 月、以下1Q)の連結業績は、売上高が前年同期比5%増の75 億円、営業利益は同22%減の3.1 億円となった。競争激化や12 年4 月の調剤報酬・薬価改定の影響で既存店が苦戦、販管費の増加もあり減益に。12 年8 月末のグループ調剤薬局は、期初から3 店舗増加の176 店舗(直営174 店舗、フランチャイズ店2店舗)。開局から12 カ月以上が経過し前年同期との比較が可能な既存店159 店舗合計の売上高は、同0.7%減の66 億円。薬価引き下げや単価の安い後発品が伸長する中で処方せん単価は前年同期をわずかに上回ったが、処方せん枚数の減少が響いた。


今期9%増益のQBR 予想を据え置く
 QBR 予想の13 年5 月期通期の連結業績は、売上高が前期比7%増の318 億円(会社計画は317 億円)、営業利益は同9%増の18 億円(同17.8億円)。1Q の業績は、QBR の想定を下回る低調なスタートになったが、前回予想を据え置く(会社計画も変更なし)。新規出店は会社計画と同じ11 店舗(年間売上高1.5 億円程度の店舗を想定)を見込んだ。当初計画に織り込んでいなかった新世薬品の完全子会社化や新規店舗の取得などを発表したが、業績への影響は精査中としている。会社側の公表後に改めて業績予想を見直したい。続く14 年5 月期は、売上高が13 年5 月期 QBR 予想比8%増の342億円、営業利益は同11%増の20 億円を予想する。調剤報酬点数の高い地域医療の推進などで収益構造が改善、年10 店舗程度の新規出店(年間売上高1.5 億円程度の店舗を想定)を前提に増益基調が続くと予想する。なお、M&A(合併・買収)に関しては会社計画・QBR 予想とも織り込んでいない。

既存店が苦戦、13/5 期1Q は22%営業減益
 13 年5 月期第1 四半期(12 年6~8 月、以下1Q)の連結業績は、売上高が前年同期比5%増の75 億円、営業利益は同22%減の3.1 億円となった。競争激化や12 年4 月の調剤報酬・薬価改定の影響(後述)で既存店が苦戦、販管費の増加もあり減益に。調剤薬局事業の売上高は同5%増の72 億円。12 年8 月末現在の調剤薬局店舗数は、12 年5 月末から3 店舗増加の176 店舗(直営174、FC2)。新規開局の3 店舗は、榴ヶ岡店(宮城県)、長浜七条店(滋賀県)、白根大通店(新潟県)でほぼ会社計画(今期11 店舗の新規出店を計画)通りの進捗。開局から12 カ月以上が経過し前年同期との比較が可能な既存店159 店舗合計の売上高は、同0.7%減の66 億円。薬価引き下げや単価の安い後発品が伸長する中で処方せん単価は前年同期をわずかに上回った(同0.2%増)が、処方せん枚数の減少(同0.9%減)が響いた。

 通期会社計画(売上高317 億円、営業利益18 億円)に対する進捗率は、売上高が24%(前年同期の実績は24%)、営業利益は17%(同24%)になる。会社側は既存店が当初想定以上に苦戦した影響で売上高、営業利益とも計画を下回ったとしている。なお、今期1Q は12 年4 月の薬価改定に伴う医薬品卸との価格交渉が妥結していないため、暫定的に保守的な価格で医療用医薬品の仕入価格を会計処理している。このため薬価改定直後の1Q は利益水準が低くなりやすい。7 月13 日、15 年5 月期を最終年度とする「中期経営計画12-14 ~質と量のバランスの良い両立を目指して」を発表。最終年度の2015 年5 月期に連結ベースで売上高400 億円以上(年間伸び率10%以上)、経常利益22 億円以上(売上対比率5.5%以上)を目指す。

 ソフト(高付加価値)戦略とハード(地域密着)戦略の有機的な融合により、闇雲な拡大戦略とは一線を画し、質と量のバランスの良い両立を目指す。今後、年10 店舗程度の新規出店とM&A によって調剤薬局事業の規模拡大を進めるほか、医療モール事業も引き続き推進。調剤薬局以外の異業種との協力体制も強化する。また在宅医療や施設調剤等の地域医療を積極的に推進し、3 年後の年間売上高を全売上高の5%に相当する20 億円に引き上げる。後発医薬品に関しては3 年後、全店舗中40%以上の店舗で数量割合が35%を超える体制を目指す。このほか、M&A 等で連結子会社が増加しても業務が円滑に遂行できるようガバナンス体制等の整備・強化を図る計画だ。


あまり前回と内容が変わらいないレポートですけど、これを要約するとポイントは2つ。

①新世薬品の完全子会社化や新規店舗の取得などを発表したが、業績への影響は織り込んでいない。

今期1Q は12 年4 月の薬価改定に伴う医薬品卸との価格交渉が妥結していないため、暫定的に保守的な価格で医療用医薬品の仕入価格を会計処理している。このため薬価改定直後の1Q は利益水準を低く計算している。
by coldplay777 | 2012-10-27 09:53 | ファーマライズ

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by coldplay777